2014年12月23日
教育改革への懸念 - 佐賀県知事選挙について(4)
「樋渡啓祐を佐賀県知事に選んで大丈夫なの?」ということで。
私が樋渡啓祐に一番懸念を抱いているのは教育分野への干渉です。
「タブレット導入」「反転授業」「プログラミング教育」「官民一体学校」と、武雄市では教育改革が進められているように報道されています。
しかし、その進め方と施策の効果には疑問点が多くあります。
私は、タブレットなどの情報端末を教育に利用することは、これからの社会を考えると避けられず、うまく活用すればとてもよい効果が出るものと考えています。
しかし、武雄市の進める「導入ありき」「話題作り優先」の教育改革はおかしいと考えています。
(同じく佐賀県の県立高校全生徒へのタブレット導入も「導入ありき」であるため問題があると考えています。
特に「官民一体学校」「反転授業」については多くの問題があります。
「官民一体学校」において、提携先である花まる学習会との連携についての話し合いは、2013年6月から行われていたことがTBSの報道特集からわかっています。しかし、樋渡前武雄市長は、2014年4月に行われた市長選ではこの教育に関わる重要施策を秘密にして選挙に臨み、当選後に発表しました。
また、導入にあたり地元住民への説明で、この官民一体学校で移住者が増えて地域活性化に繋がるといった趣旨の説明を行って賛同を得ています。
主に都市部から移住者を募るようですが、子どもの教育を目的とするなら都会にいた方が断然有利です。わざわざ武雄まで来る必要などありません。
親の仕事の問題もあります。そう簡単に移住を決断できるものではないですよね。
絵空事もいいところです。
(それでも大自然がーとかいう人は来るかもしれませんが。
「反転授業」については、小学校への導入とすることに疑問があります。これは少し調べてもらえれば判るのですが、主に反転授業が導入されているのは高等教育の分野です。小学生への実践事例は少なく、まだまだ実験段階であるといえます。
これらを導入するのが私立であれば、親もそれなりに教育に関心があるので理解も得られると思います。選択の自由もありますし。
しかし、武雄市は公立小学校へ導入しました。
そして、これを宣伝するために小学校では公開授業を積極的に行っています。
いわば小学生を実験台に、広告に利用しているのです。
子どもを持つ一人の親として、この子どもを利用するようなやり方にはとても賛同できません。
また、もう一つ教育関連で懸念すべき事項として、民間人校長の登用があります。
この登用された民間人校長は、杉並区立和田中学校の元校長で、鎌倉市での教育長の選考において「セクハラ隠蔽の処分として文書訓告を受けていない」と嘘をつき「大臣の教育長推薦書を偽造」して、鎌倉市議会から拒否された人物です。そして武雄市はこの人物を教育監および市立小学校の校長に任命しています。
私ならこのような人物に教育を、子どもを任せたくありません。
樋渡啓祐は、柔軟な改革者のイメージがあるかと思いますが、裏を返せば、信念がなく思いつきで行動する人物です。そんな人間が結果が出るまでに時間のかかる教育政策に口を出すのは迷惑でしかありません。
そんな人物を佐賀県知事に選びますか?
↓↓↓↓↓ 詳しくないけど下記のサイトでまとめています。 ↓↓↓↓↓
https://nomore-hiwatashi.com
まだまだ続くよ!
Posted by noji at 07:00 | Comments(0) | 佐賀県知事選挙
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